どうも僕は嘘っぱちらしいと気づいてみると
なるほどぜんぶが嘘だった
そう言う自分が嘘っぱちだから
嘘だ嘘だと言うのだって嘘だ
嘘だ嘘だの副産物が僕の毎日で
そんなの嘘だと言うのは自分かわいさの嘘だし
僕はそんなもんだと開き直ったところで
それも身を守るための嘘だろうさ
知らないフリは嘘っぱちだし
悩むフリも嘘だろう
僕の僕の声はどこ
叫びたいのも嘘なんだっけ
嘘を生むのは動く僕だったか
それとも見る僕が嘘だったかな
もうどうだかわかんないや
嘘だ嘘だをわめいているうちは
僕はとりあえず平和だろう

まあ、やることなすこと、全部が嘘と言えば嘘なわけで……。
そうすると、なんかよく分かんなくなってしまう。でもそればっかりじゃ生活できないので、
日中はそこそこ忘れて過ごして、でもそこでの心の動きとか、素晴らしいと思えるものとか、
そういうものはそれはそれで、大事にしてもいいよねとか。
基本、いいかげんです。

2013.3.27